便潜血陽性
便潜血検査とは
便潜血検査とは、大腸がんやポリープなどの影響により出血した血液が便に混ざっているかを調べる検査です。大腸がんの組織はもろく、血が出やすく、便に微量に混入するためその目に見えない便中の血液を検出します。
便潜血検査で陽性の方へ
便潜血検査陽性となった場合、消化管のいずれかで出血があるということが判ります。便潜血検査の調査データでは、検査を受けた1,000人のうち、約50人が陽性でそのうち大腸がんが見つかるのは12人という確率です。大腸がんは初期段階であれば楽な治療で完治が望めます。大腸がんの早期発見のためにも、便潜血検査陽性と指摘されたら大腸カメラ検査を受けていただくことをお勧めしています。
便潜血検査で陰性の方へ
便潜血検査では、大腸がんがあってもその部位に柔らかい便が通過すれば、出血が起こらないため、進行している大腸がんを見逃してしまうことがあります。大腸ポリープがある方の全員、また早期大腸がんのうちの半分、進行大腸がんのうち約1割で便潜血陰性となることが判っています。このため、便潜血検査陰性と結果が出ても、大腸カメラ検査でしっかりと調べることをお勧めしております。特に、大腸がん発症リスクが高くなる40歳以上になったら、定期的に受けることが大切です。
当クリニックの大腸カメラ
当クリニックの大腸カメラは、経験豊富な熟練の医師による高い技術と、高性能医療機器によって、患者様の負担を大幅に軽減して楽に検査を受けて頂けます。具体的には、鎮静剤を使用してウトウトと眠ったような状態で受けられる検査体制にあります。 鎮静剤を使用する場合などは、酸素飽和度や心電図など全身状態の管理も徹底し、安全面に考慮した上で行っております。大腸カメラは苦しい、大腸カメラが苦手という方も、ぜひ一度当院の苦しくない大腸カメラに関して、お尋ねください。
大腸カメラ検査中に行う大腸ポリープや大腸がん切除治療
大腸カメラ検査の途中で、大腸ポリープや早期大腸がんを発見した場合は、その場で切除する日帰り手術を行っております。切除治療後は入院不要のため、 その日のうちにご帰宅頂けます。大腸ポリープの切除によって、将来の大腸がんを予防することができます。検査と同日に切除できるため、事前の食事制限なども1度で済み、 患者様の負担を軽減できます。